臍(ほぞ)を狙え

Dame ramen y dime tonto.

1万年後の人類へ、新しい放射能ハザードシンボルを考えました

こんにちは

皆さんはこちらの記事をご覧になったでしょうか?

ネットで話題となったBBCの記事です。

 

要約すると、

放射性廃棄物は何千年も有害であり続け、その危険性を将来の人類も知る必要がある。現在使われている放射能シンボルは認知性が低く、遠い将来の人類がその意味を理解できない可能性がある。そこで研究者やSF作家は、1万年後の人類が理解できるようなシンボルを新たに考えようと頑張っている。

そこで思いました。 

 

俺も入れろ、と。

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記事によると、上記のマーク(黄色塗りの円に赤字のトレフォイル)を放射能のシンボルと認識するのは全世界人口のわずか6%らしいです。

 

「こんなの知っていて当然でしょ」と思うかもしれませんが僕やあなたは実は少数派なのですね。

 

94%の人間は、これを新しいモンスターボールか何かと思って、警告と知らずに中へ立ち入ってしまうかもしれない、ということです。

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(めちゃめちゃ溶け込んでますね)

 

それでは問題アリアリですよね。

さらにこれが1万年後となればどうでしょう?

もしその間に文明が失われ、放射能というものが忘れ去られたら... 

 

どのようなシンボルだったら、何も知らない人類にその危険性を伝えることができるでしょうか?

 

僕も考えてみました。

 

 

シンボルのひとまずの目的は「人を遠ざけること」です。

これは危険だよ!危ないよ!遠くに行った方がいいよ!

と訴えかけるマークができれば、最高です。

 

燃えてきたぜ!!

ということで、マーク作りのため、まずは人間が本能的に危険だと判断するものをあげていきましょう。

 

危険な色

 

これに関しては満場一致かもしれません。ずばり赤と黒です。

この二色は現在でも、警告の色としてよく使われています。

そしてそれは文化的というよりも、人間の本能に訴える色であるからです。

血の色である赤。

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わずか1万年で血の色が変わるとは考えづらいので、大丈夫でしょう。

そして死の象徴である黒

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人間が死を征服していない限り、これも確定でいいと思います。

(征服していた場合放射能の心配などしなくて良い)

 

 

次にシンボルの核となる模様を決めます。

尖っているもの

 

人は尖っているものを危険とみなします。以下の画像をご覧ください。

らっど11

比較のために髪型だけを変更して並べてみました。

髪型が丸く、スムーズな左側は優しく、近づいて触りたくなるような雰囲気を持っています。

反対に髪の毛が尖っている右側は、何か異様な空気感を持ち、本能に「寄るな!」と訴えかけてくる何かがあります。

従来の放射能シンボルは円を基調としていて、どうも緊張感が足りません。

 

やはり「尖(とがり)」は危険を伝える有効手段でしょう。

 

 

爆発

 

もう一つ、人間が共有する恐怖。

それは爆発への恐怖です。

1万年後も火が熱いことに変わりはないでしょうし、突然の光や熱への恐れは極めてユニバーサルなものです。

 

下の2枚の画像をご覧ください。どちらにより危険を感じますか?

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一目瞭然ですね。

かのサンドウィッチマンも「地球が爆発したら一巻の終わり」という格言を残しています。

それだけ人類には根源的な爆発への恐怖があるのです。

 

これまでに、人に危険を知らせるためには「尖(とがり)」と「爆発」が効果的であることがわかりました。

 

ここで一つ大事なことがあります。

 

人類には危険を楽しむという不思議な属性があることを忘れてはいけません。

危険と言われると入りたくなってしまうものです。

そこで、危険であることを伝える他に、もう一つ大事なことを伝えなければなりません。

 

それは、「悲しいことが起こるよ」 ということです。

 

 

どんなに危険で、それが魅力的であったとしても、悲しいことが起こるとわかってリスクを冒す人はいません。

 

 

では、その「悲しいこと」

どうやって表したら良いでしょうか?

 

悲しいこと、なんでしょう?

みんなが、悲しいこと

泣いちゃうようなこと

 

・・・

 

ありました。

 

・・・

 

伊o12

 

悲しいね...

 

 

これは何万年経とうと、核戦争が起ころうと、人類が仮想空間に移住しようと変わることのない真理です。

 

 

これをみた我々の遠い子孫は、目元をジッと濡らしながらその場を離れることでしょう。

 

 

それでは仕上げの作業に入ります

 

まず円形はやめましょう。モンスターボールと勘違いされるといけないので。

長方形でいきます。

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死の象徴である黒に染めました。

怖いね。

 

 

次にアイスクリームを配置しますが、

ここでストロベリー味をチョイスします。

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血の象徴である赤色ですね。

しかしソフトクリーム自体は非常に滑らかで、そのキャッチーな見た目は人を引き付けてしまう可能性があります。

 

そこで段差を削り、トゲトゲと鋭く尖らせます。

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危険な香りがしてきました。

 

少し尖(とがり)が足りないと感じたので、アドリブでマシマシにしました。

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おおーー気持ち悪い。

いい感じです。

 

 

そしてもちろん爆発させます。

 

 

バコーーーーーーーーーーン

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最後にクリーム部分から着地したソフトクリームを配置して.....

 

 

 

グチャっ

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完成!!

 

1万年後の標識がgifファイルに対応していた場合に使えるバージョンもあります。

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いかがでしたでしょうか?

かなり自信のあるシンボルを考案できたと自負しております。

 

とりあえずこの記事を

新しい放射能シンボルを考える会 通称 新放考会(チンポーコー会)

へ送りつけてやろう。

みてろ〜〜 これで俺も一躍トップ研究者だ!!!

 

 

以下没案です

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没理由

・「フリーWi-Fiを見つけて嬉しすぎて昇天した人」に見間違われる可能性

・放射能の描写や人が倒れる様子など事実にそぐわない点があり(放射線は緑の可視光ではないし、人は被曝しても90度ひっくり返らない)未来の人類に対しても誠実であるべきという僕の信念にそぐわない。

・1万年後の人類がグラセフを知らなかったら"WASTED"がスベる可能性

・新しい放射能シンボルを考えよう!と言っているのに古いシンボルをバリバリ使っていて、シンプルにバカ。