日記#29 1万年後の我々を考えるとかいう超無理ゲー 2020/08/03
今日は朝方見かけたBBCの記事にインスピラシオンを受けて、謎の記事を1本書きました。頑張って書いたので是非読んでください。
yakaatvancouver.hatenablog.com
3000字近く書いたので日記は短めに。
この記事を書くまえに、1万年前の人類ってどんなだったんだろう?という疑問を持ったので、映画「紀元前1万年(英題10,000BC)」を見ました。
結果としては、スターウォーズ&ロード・オブ・ザ・リングス in古代エジプトという映画で、なんの参考にもなりませんでした。
モンマスが家畜化されピラミッド建設にこき使われているシーン
(いや実際にこれがあった可能性もゼロではないですが。少なくともイーロンマスクの宇宙人説よりかは起こり得る。まじで。)
この映画の公開は2008年で、2008年といえばアバターより前。福田康夫が「あなたとは違うんです!」とか言ってた時代であり、それを考えればこのコンピュータ・グラフィックは割とすごいような気もする。
紀元前1万年という時代設定なのに、ヒーローとヒロインが共にバチバチ白人というのも、2020年なら大いに話題を呼びそうなところではある。
しかし1万年というのは果てしない時間だ。
我々は数週間後のパンデミックも予想できないのだ。1万年後がどのような世界になっているかなんて考えようもない。
既に絶滅している可能性もあるし、地球脱出しているかもしれない。核戦争を経験し全てを失ったかもしれない。身体的に進化して放射能と共存できるようになったかもしれない。
一番怖いのは(そして十分起こり得る)全てを失うことだろう。人は文化やテクノロジーというのはずっと進歩し続けると思いがちだが、そんなことはない。
気候変動やその他地政的な影響があれば、それらは一挙に失われる。
(もちろん完全に失われるということはない。必ずどこかで非直接的に受け継がれる。)
ピラミッド建設の技術などはその一例だろう。
(技術自体は失われたが、そのヒントとなる伝承は現在でも地元の民に伝わっている。それが真実かどうか、それを彼らが話したがるかどうかはまた別の問題だが。)
だからわからない。1万年後に僕らの曽曽曽曽曽曽曽曽曽...孫がどうやって暮らしているか。
宇宙へ飛び立っているかもしれないし、また地球生態系の下部へ逆戻りしているかもしれない。
そういう途方もない未来を見据えて、今日はシンボルを考えた。
見てもらえればわかるが、全くシンボルではないものが出来上がった
難しいのは、全ての人が理解できなければならない点だ。
例えば甲骨文字やヒエログリフは大体5000年くらい前の文字で、すでに解読されているが、それは言語学者が何十年、何百年もウンウン苦しみながら解読した成果である。
放射性廃棄物処理場にそんな猶予はない。
獲物を追ってふらっと迷い込んだ6歳の少年が、標識を見て理解できなければならないのだ。
そして僕は無視したが、BBCの記事によると
研究者たちは
「ただ『立ち去れ』と伝えるのではなく、1万年後の彼らにここに何があるのかを伝達しどのような行動をとるか彼らに決断させる」
シンボルを考えているらしい。
これは完全にnext level
無理ゲーだ。
はい、皆さんも僕より良いアイデアを思いついたら教えてください(本当に)
それではおやすみなさい。
2020年8月3日