臍(ほぞ)を狙え

Dame ramen y dime tonto.

日記#347 生活の日記 2021/06/18

サクラマスを買ってあったのを思い出したので捌いて塩水(10%)に漬けて干しました。真夜中にやることではない。手が魚臭くなるので。

でも今夜は涼しくて風もあるのでいい干物になりそうだ。

ちなみにこのサクラマス、準絶滅危惧 (NT)*らしい。

*現時点での絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては「絶滅危惧」に移行する可能性のある種

 

食っていいということだ。おそらく。

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この前やったイワシのみりん干しは美味しかった。干物は乾かしすぎないのがポイントですね。一生干物だけ作って生活したいな。

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NATU 

なとぅ真っ盛り

 

近所の人とコメを分け合い、野菜を分け合い、互いに助け合った時代は過去のものとなった。必要なものは金を払って手に入れる。また自分が何か与える時は正当な金を受け取る。資本主義と貨幣経済の波は極東の片田舎まで押し寄せた。

ただでコメやらイチゴやら魚やらが手に入った古き良き時代はもう来ない。そう絶望の淵にブクブク沈んでいた私の目の前に、なんと

無料の米糠が

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おお、(任意の超越的存在)よ。

人の心はまだ死んでいなかった。

無料でやるくらいなら、金をかけて処分する。そんな時代の流れに逆らう米糠の無料提供。見上げたものだ。(親指を立てるポーズ)

ドアを開けると

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壁と床はビニールシートで覆われ、天井からパイプが突き出している。そこから米糠がさらさらさらと、排出され床に積もっていく。

美しい。私、いやこの世界のほとんどの人が知らないところで、こんな美しいことが起こっていたなんて。

 

それにしても米糠が排出されるだけの小屋があるの、なんかおもしろいな。どこかに「米糠用小屋 ¥87000」が売ってるんだろうか。

そんなことを思いながら積もった米糠の山に備え付けのスコップをさして、一すくい、二すくい。ありがとう、ありがとう。

持参したビニールバッグがいっぱいになると、スコップを元の場所に突きさして頭に積もった米糠を払う。写真を見てもらえればわかるだろうが、構造上の問題でこの米糠を避けることはできない。

それが終わるとそのまま3歩後退し扉を閉めた。扉の向こうでその空間が調和と沈黙を取り戻したのを確認して車へ戻った。

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ゲットだぜ!!俺の米糠だ!!!

帰ったら醤油でも回して食べようと思う。

2021年6月18日