マックス・フェルスタッペン選手(レッドブルホンダ)の優勝によせて 2021/12/14
特に更新する予定とかなかったけど、昨夜レッドブルレーシングホンダのマックス・フェルスタッペンがF1を優勝したので何か書きます。
いや~嬉しかったねえ。中東(アブダビ)での開催だったので、日本時間夜10時からの放送でとても助かった。毎回この時間帯でやってくれ。
ちなみに前節のサウジアラビアGPは中東開催ではあったのだが、何故かナイトレースだったので朝2時半スタートだった。やはりヨーロッパのイベントはカス。日本人はスーパーフォーミュラでも見てろ っちゅうこった。
まあ、スーパーフォーミュラは来年見るとして 今年はF1を見ないという選択肢はなかった。1年間、21レースも戦ってきてなんとメルセデスのルイス・ハミルトンとレッドブルのマックス・フェルスタッペンが同点で最終節を迎えるという八百長みたいな展開。すごいよ。八百長でもここまでうまく調整できない。
メルセデスはもう7年連続で優勝しているので、メルセデスファン以外のF1ファンはレッドブルに勝手欲しいと思っていたんじゃないだろうか。
ホンダがエンジンを提供しているレッドブルレーシング。今季限りでのF1撤退が決まっている。
シーズン中盤までは互角かそれ以上という感じだったのが、先月のブラジルGPあたりからメルセデスが覚醒、レッドブルには若干負けムードがあった。どうやってもメルセデスの方が速いのだ。当たり前だがモーターレースというのは速い車を作った方が勝ちやすい。
メルセデス有利なんじゃないか....という下馬評で始まった2021年最終節アブダビGPだったが土曜日に行われた予選ではレッドブルのフェルスタッペンが一位になった。途中でタイヤを痛めた影響で柔らかいタイヤに履き替えたら速くなったらしい。柔らかいタイヤ......ね.....。
正直このへんはややこしいので私もたいして理解していない。
F1では一度のGPで使えるタイヤの種類 (速いけど劣化が早いソフトタイヤ、遅いけど丈夫なハードタイヤなど) と数が決まっていて、それをうまいことやり繰りしながら練習、予選、本選と戦わないといけない。タイヤ戦術といってそれだけで本がかけるほどややこしい。
私はF1のことを何も知らない。
いや、ちょっとは知ってる。ただ人に説明できるほどには理解していない。
F1ってレーシングのこと (例:どうやって前にいる車をトラックで抜くか)、戦術的なこ と (例:いつタイヤを交換するか)、技術的なこと (例:リアウィングをどんな角度で設置するか)みたいな要素が複雑に組み合わさっているので、めちゃめちゃ難しい。
すべてを理解できてる人ってほんと一握りなんじゃないか。
それでもまあ、なんとなく楽しめるのがF1なんだ。
雰囲気でレースを見て雰囲気で喜んでいる。
さて、レース当日。
海外のDiscordコミュニティで実況(テキスト)しながら見ようと思っていたのだが、DAZNには数十秒の遅延があるらしく、私の画面ではまだスタートすらしていないのにチャットでは‘’oh noooooo‘’‘’whaaaaaaat a fuuuuucking staaaaart‘’みたいな悲鳴が聞こえてきた。何のことかと思っていたら数十秒後、マックス・フェルスタッペンが史上最悪のスタートを決めてあっさり一位の座を明け渡していた。あらあら。
そこからはずっとハミルトンが先頭。なにしろ同点なので絶対に相手より上の順位に行かなければならないのだが、フェルスタッペンはどんどん離される。タイヤを変えてもなにをしても差は縮まらない。残り20周、残り10周。残り周回数だけが刻々と少なくなってゆく。
もうどうしようもない。残り5周か... 残念だったな... やっぱり速い車が勝つスポーツなんだ、F1って... 優勝は来年以降に持ち越し... ホンダの夢もここまで......
もはや時間の問題となった敗北の瞬間に備えるべく、2本目のサッポロラガービール(これが一番美味しい。本当に。全員飲んだ方がいい。)を開けたその瞬間。
最後尾を走っていたウィリアムズが壁に大激突。事態が急変する。事故の後片付けのためにセーフティーカーが導入されて10秒以上あったハミルトンとフェルスタッペンの差が実質的になくなった。これは.....もしや...... 。しかもフェルスタッペンは新しいタイヤを履いていている。当たり前だがタイヤは新しい方が速い。
問題はレースが再開されるか、ということだった。レースは残り5周しかない。もし片付けが長引けばこのままレースが終わってハミルトンが優勝してしまう。アブダビ人運営スタッフ頑張れ... 走れ........!!走って破片を集めるんだ....っ!!
そんな世界の想いが届いたのか、事故車は史上稀にみる素早さで撤去され、レースはなんと残り一周というところで再開。1年間の戦いがこの一周に集結された。
すべてが決まるファイナルラップ、前に出たのはやはりフェルスタッペン。ハミルトンも古いタイヤを滑らせながらなんとか先頭を奪い返そうとする(当たり前だ)。が、及ばずフェルスタッペンが2秒差をつけてフィニッシュラインを通過した。
いや~ビール開けてて良かった~。勝利の麦酒ってやつです。飲んだことないからわからないけど、ドライバーが表彰台で飲むシャンパンより数段美味いと思う。あれ一本30万くらいするらしいからね。サッポロラガーが1000本買えるぜ.....
しかも日本人ドライバーの角田が4位でフィニッシュ。これがタイトルの決まる最終戦じゃなかったら大騒ぎになっているところだった。よかった、世界に見つからなくて。
隠れて生きよ。エピクロス先生もそうおっしゃっています。
さて私事になりますが、引き続き小忙しい日々を送っています。チョロチョロと走り回り気が付くと一週間がすぎ、二週間がすぎ、2021年もファイナルラップです。どうしたものでしょう。漠然とした不安がありますね。この不安って年を取れば解消されるのか、それとも一生付きまとうのか。はて。
子供を持つとこういう気持ちは幾分か解消されるのでは、と思っています。根本的な解決ではなくとも問題から目を背ける(言い方が悪いが)よい理由にはなるだろうな、と。
子、育(はぐく)むか...... 育まれたいよ~という赤ちゃんがいましたらご一報ください。後日面談の場を設けさせていただきます。
2021年12月14日