臍(ほぞ)を狙え

Dame ramen y dime tonto.

日記#290 メロンソーダ日記 2021/04/22

11時22分だ。

今日の日記です。

ここ数日生活習慣の改善を進めていて、3食きちんと食べること、カフェインを取らないこと、夜1時までに寝ること、などを心掛けている。特に目に見えた利益というか効果はないけど、人間が人間らしくあるために必要なことなので継続してやっていきたい。

 

朝はなめこの味噌汁と焼き鮭を食べた。えらいね。

 

久しぶりにコメダ珈琲へ行った。前述のようにカフェインレスの生活をしているので、いつもの珈琲をメロンソーダに変えた。デカフを頼んでも良かったんだけど、店員にうざがられるんじゃないかと思ってやめた。これは、私がカフェで働いていた時、デカフを頼む人間に個人的にムカついていたからだけど、全世界の全カフェ店員が遍くこのような思想を持っているかどうかは定かでない。まあ、念には念を入れ、ということだ。

メロンソーダはブーツ型のグラスで持ってこられた。氷が動くたびに細かな気泡を弾けさせ、窓から差し込む夕日を受けてキラキラ光っている。これは、すごい。このエネルギー、ポジティビティー。こんなのと比べたら珈琲なんて死の水だな。

間違いなく写真に値する一杯だったが、スマホを取り出すにはあまりにも注目を集めすぎた。ワイヤレスイヤフォンをつけて仕事してる風を装っていた向かいのサラリーマン、ノートを広げレポートでも書いているんだろう右隣の女子大学生、携帯プランがわからないのよ!と嘆く左隣のおばあちゃん二人。全員(ここでいう全員とは”全員”のことだ)、私のメロンソーダを凝視していた。手を止め、呼吸を止め、心拍を止め、心を奪われたように、ただ見つめている。それだけの力があの一杯にはあった。

かのような状況で、呑気にスマホでパシャパシャやれる人間がいたら、そいつには人の心がないので問答無用で切り捨てて良い。心ある私は、目の前に佇む完全で完璧な存在にひたすらに感動していた。震える手でストローを差して、息を整えながら、なんとか一口飲んだ。この時、涙すら流れていたかもしれない。何故だか、そのあたりから記憶がないのでよく思い出せないのだが。

画像1

今写真を見返すと、このようなグロテスクな菓子も注文して食べていたらしい。繰り返すが、記憶がないので残された写真から推測しているだけだ。食べたという記憶はない。

その後『このページを読む者に永遠の呪いあれ』マヌエル・プイグを半分まで読んだ。読み終わったらちゃんとした読書感想文を書こうと思うけど、めっちゃ面白い。地の文が一つもなくて、ラミーレスという老人とその介護をするラリイの会話から本がなっている。幻想も幻想、かなり狂った調子で物語が進むので、まだその芯を掴めていない。全く結末が予測できない良い本だ。

メロンソーダ一杯とテカテカの菓子一つで長居するのも申し訳ないので、「このページを読む者に永遠の呪いあれ」のページを切りのいいところで閉じてレジへ向かった。

いつの間にか半自動レジが導入されていて、店員がビルをスキャンすると、料金が表示されるので私はお金をいれる。すると自動でお釣りが出てくるから、それを財布にしまう。店員は私にレシートを手渡しする。「ありがとうございました〜〜。」

レジ打ちに替わる”レシート渡し”という新しい職業が誕生していた。

 

夢日記

舞台は私の高校。歴史の授業中で生徒が自由研究を発表している。私は高校で世界史を勉強していた友人を集めてその中間をとったような 曖昧な人間(私の隣の席に座っている)と漫才ラップをすることになっている。その内容の一つが下ネタを含むので私は迷っている。こんなことを言ったらみんなはどう思うか、先生はどう思うか。順番はどんどん回ってきている。まずい、どうしよう、どうしよう、どうしよう、どうしよおおお!!!

と迷いすぎて起きた。

私の相方、あれ誰だったんだ。

夢に知らん人が出てくるの怖いな。

あと、漫才ラップって何?

2021年4月22日