日記#282 ふーん、その草地、素敵ぢゃん? 2021/04/14
InterstellarとInceptionのサウンドトラックは作業用BGMとして非常に優秀だ。
私が書くこの1文字に全人類の未来がかかっているような、そんな緊張感と高揚感を覚える。
ハンズ・ジマー、長生きしてくれ。
家の車にはかなり古いナビが乗っていて、頼んでもないのに札幌市中のコンビニのありかを教えてくれる。
ありすぎだろ。
この辺とかどうなってんだ。
上から下までコンビニしか入ってない雑居ビルとかありそう。
今は亡きサークルKサンクスのロゴも見える。
沼を見てきた。
湿原、池、沼、湖、このあたりの違いがわからないまま大人になってしまったが、みんないつ習った?
小学校4年生の時におたふく風邪で学校を1週間休んだことがあったけど、その時に授業でやってたのかもしれない。
やっぱり学校は休まないほうがいい。
山に登ると、空に近づいているという実感がある。
ちょっと背伸びすればおでこで雲を触れそうだ。
(なんで手使わないの?)
札幌の連山(と呼んでいいのか知らない)はとても綺麗だと思うんです。特に雪を被ったこの時期は。誰も何も言わないけど。
言わなくてもわかってるでしょ!ってこと?
言ってくれなきゃわかんないよ...
正方形の草地だが奥の二辺には壁があって、さらに地面が傾斜しているので遠近感が狂わされる。
こういう芸術って誰がどうやって価値を決めるんだろう。
絵とか彫刻の方がまだわかりやすいと思う。芸術公園のように人々の体験があって成り立つ芸術って値段のつけ方がわからない。「一見ただの正方形だけどよく見るとなんか変な、バカでかい草地を作ります。」という建築家にいくら払えるか。
何億円かかったか知らないが、市民の血税を投入してでも造る価値のあるものだと判断した人、なんなら建築家よりもすごい。
なんか反対派みたいな口調になってしまったが、私は行政が芸術に金を出すことには大賛成です。
早く、私にも金を出してくれ。北海道を南北にぶち抜く巨大アートパークの構想はもうあるんだ。
一流の芸術に見ると不思議と精神(こころ)が高まって、一流のものに触れたくなる。
うん、寿司でも食いに行くか。
一流のやつ。
きめ細やかに輝くサーモンの脂身。
唐の陶器を思わせる光沢のあるシャリ。
ジンジャーエールを頼んだのになぜか運ばれてきたアップルジュース。
これこれ〜〜!!
初めて魚米(うおべい)に行った。
入り口で人数と席の希望をタブレットに入力すると、番号の書いた紙が出てくるのでその席を自分で見つけて座る。映画館みたい。
席のタブレットで注文すると、横のレールを通って新幹線の荷台に乗せられた寿司が運ばれてくる。子供がいれば喜ぶだろうけど、大人だけ来ていた場合、特に何もコメントされないのでかなりシュール。
ドリンクだけは新幹線で運べないらしく、店員がトレーに乗せてテーブルまで持ってくる。そして機械と違って人間は間違いを犯すので、上記のように私は誰かが頼んだアップルジュースを飲むことになった。
「特急が完全に停止してから...」
これがギャグなのかどうか、30秒くらい考えた。
あとデカめのスクリーンに ただ 時刻だけが表示されていて、なんか怖かった。
なに?
なんだよ、なんか言えよ。
おい!
何が目的なんだ....
2021年4月14日