臍(ほぞ)を狙え

Dame ramen y dime tonto.

日記#223 くらえ!2021/02/14

昨日は不本意にもパンチのない日記を書いてしまったので、今日は心をすっきり入れ替えて、攻撃力の高い日記を書きたい。君は最後まで立ってられるかな?

今日は久しぶりに学科教習を受けてきた。予約しないといけない技能教習と違って、いつでも好きな時に受講できる分 「受けよう!!!」という強い意思がないと受講できない。だいぶん遅れをとっていたので、心をすっきり入れ替えて やっつけてきた。

今日のテーマは事故の悲惨さ。指導員が「運転中にLINEツムツムをやって、人生ツムツム。なんつって😅」という すでに7億回は擦られたであろう親父ギャグをぶっかまし、滑り芸の悲惨さを教習生全員が深く理解した。流行病の影響もあって、クラス内では誰も話さないし、最初の挨拶すらしないのだが、この「死んだ聴衆」に向かって 使い古されたジョーク一本で勝負をかけられる神経は称賛に値する。まあ無謀運転に終わったわけだが。

北海道で40代の事故件数が最も多いのも納得だ。

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昼ごはん。冷食のエビフライを揚げた。

私はエビの尻尾を食べるタイプの人間で 割と好んでバリバリ食べるのだが、エビの尻尾を食べない過激派に「それってゴキブリの羽と一緒だからね。」とよく言われる。正直、理解不能だ。エビの尻尾を食べないだけで、そこまで論理能力が低下してしまうのかと思うと、同情を禁じ得ない。そんなことを言ってしまえば、ほうれん草はそこらへんの雑草と一緒だし、豚肉は人肉だし、私は橋本環奈なのだが。ん?私は橋本環奈か?どうだ?

 

麻雀のルールを少しずつ掴んできてる気がする。4局やれば1局は勝てる。

(ちなみに、CPUを「簡単」に設定してあるので、ほとんどの場合は誰もあがれずに流れる。私が勝つか 流れるかのどちらかという熱い勝負だ。)

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CPUが相手なのをいいことに、ひたすらにトライ&エラーを繰り返して どのように揃えれば役になるのかを探っている。今日は2枚ずつ揃えれば上がれることを発見した。

ネイティブスピーカーみたいな学び方だな。この方法で麻雀を習得できれば、「まあ、ネイティブはそんな打ち方しないけどね。」というマウントが取れるし、『ネイティブが笑う恥ずかしい日本人の打ち筋』みたいな釣り本を出せる。

素直に 教えてもらったり、動画を見たりすればいいじゃん、と思われるかもしれない。いや、全くその通り。その通りなんだが、これが難しいんだ。

初心者向けのルール解説動画をみたりもしてるのだが、全く何を言っているのかわからない。元々のルールがややこしいのに加えて、麻雀用語が日本語と中国語をミックスして捏ね上げた 異世界言語であることも大きいと思う。

「テンパイ」という音を聞いて、誰がそれを「聴牌」だと連想できる?そうかと思えば「アガリ」は「和了」と書くらしい。わからん、わからん。

中国語由来の読み方でも広東語っぽいやつもあれば普通語風の発音を倣ってるやつもあって、本当に混沌。

中国語表記+日本語音読み とかで統一して欲しい。

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Wikipediaの麻雀ページの充実がすごい。このちっちゃい画像並べるのめんどくさそ〜。誰か英訳してあげて。

 

ガルシア=マルケスの『百年の孤独』の最初の2ページを読んだので読書感想文でも書こうかな。

面白い。細かい人物の描写とちょっとだけユーモラスな調子が心地よい。が、とにかく一文が長い。私が句点の概念を忘れて書いた日記ぐらいの長さがある。翻訳の加減か?とも思って西語版を覗いてみたが、ちゃんとこちらも長かった。

Macondo era entonces una aldea de veinte casas de barro y cañabrava construidas a la orilla de un río de aguas diáfanas que se precipitaban por un lecho de piedras pulidas, blancas y enormes como huevos prehistóricos.
CIEN AñOS DE SOLEDAD p.1(Gabriel García Márquez)

私の日記と違って長くてもそれが全く苦にならない。むしろ文章のテンポを整えて、読者をレールに乗せるような... ノーベル賞ってすげえな!

 

最初の2ページで私が一番重要だと思った文は

「物にも命がある。問題は、その魂をどうやって揺さぶり起こすかだ。」

『百年の孤独』G. ガルシア=マルケス 鼓直訳 13ページより

というジプシーの男のセリフ。まあ、いかにも重要ですよというような書き口なので釣りかもしれない。

文学に疎い私もマルケスが(というかラテンアメリカの文学が)幻想リアリズムに大きく振れていることは知っている。幻想リアリズムが何を意味するのかは全くわからないが。”幻想”なんだから、まあマジックみたいなことだろう。ということは、それこそ物に命があって喋り出したりするのかもしれない。全然わからない。汎心論的なことを言ってるのか?アニミズム?八百万?じゃあリアリズムの方は?わからない。わからなすぎる。

やっぱり最初の2ページだけで感想文を書こうなどと思わない方が良い。今のところ、ある男が妻の反対を押し切りジプシーから磁石を買っただけだから。このあとどうなるのか、全く想像がつかない。この磁石で月を引き寄せて地球を滅亡させる話かもしれない。

10ページくらいまで読んでから書こうかな。

ちなみに、海外の長編小説でよく見かけるが、この本にも本編前に登場人物の家系図やら地図やらを示したページがある。これを読むべきか読まざるべきか。本の最初に付いてるんだから読んでいいだろ!と思って目を通すと、まじでガチのネタバレがさらっと書いてあったりするので、かなり危ない。今回は飛ばした。飛ばしたけど主人公に物凄い数の子孫がいることを知ってしまった。微ネタバレ。

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店に来た全然知らないおばさんにチョコをもらった。バレンタイン前にチョコを大量購入しておき、バッグに忍ばせて知り合った人に配ってるらしい。私の言動は おばさんのチョコ贈与基準を満たしていたようで、「ちょっと、これあげるわ。フフっ」と言って帰りがけにくれた。ちょっと話しただけの他人にチョコを配れるの、凄すぎるな。どれだけ人生の経験値をつめばそんな所行ができるようになるんだろう。いつか到達したい地点ではある。

帰ってきて見てみたら、黒地に金字で 帝国ホテル と書かれた偉そうな箱の中に葉巻みたいなチョコが8本入っていた。

この箱がまたぴったりとしていて、開ける時に、空気圧だか静電気だか知らないが謎のスーッとした手応えがある。

高級感の演出がiPhoneの箱と全く一緒。

チョコは美味しかった。美味しくないチョコなんてものは存在しないので、この文章は意味をなさないが。

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帝国ホテルのステッカーを私の眼鏡ケースに貼っておいた。高級感が醸し出されうえに、心なしか開ける時スーッとした手応えがあるような気がする。

 

2021年2月14日