日記#130 楽園の蝶 夢の国 極楽の湯 2020/11/13
朝が寒い。ああ〜日本の朝ってこんな感じだったわ〜と毎朝布団の中で深い感傷に浸っているが、だからといって好ましいわけではない。その反対である。(感傷なんだから当然だ。傷んどるのだよ、心と感覚神経が。)布団から這いずり出て北極に負けずとも劣らない極寒の廊下を横切り、しんと空気がとまったリビングのストーブをつける。なかなか暖まらないそいつに悪態をつきながら抱え込むようにプリプリ震える。
こんなことカリの人間は一生経験しないんだろうな。誰か一人連れてきたい。日本人大学生のインドよろしく、人生観180度変わったりしそうだ。
朝はめちゃめちゃ寒いわりに日中は、人が変わったようにポカポカ晴れている。これが関東の冬なんだろうか。カラッとしていて気持ちが良い。幕府なんかを構えるのにちょうど良さそうだ。
嘘みたいに青い空。
近所は大体散歩し尽くしたし、このあたりの動植物もほとんどコンプリートしたので、今日は少し足を伸ばして山の方へ行ってみた。
でかい陸上グソクムシが死んだように横たわっている。
私のスマホのカメラどうなってんの???
実家にある15年落ちのデジカメの方が数倍良い写真を撮る。
なんだこれ?
元々の画素数が貧弱なのもあるけど、明らかに露出調整がおかしいのでソフトウェアの問題のような気もする。
これは何?ウサギか?カンガルーか?
写真を見返しても何にもわからない。なんだこの写真たちは。
(親世代の新婚旅行の写真これぐらいの画質だよね。)
(親の年齢によるだろ。)
(そうでした。)
山の中に突如として現れるカフェ。
あなたなら何を選びますか?カルボナーラか?ホットドッグか??
私はこれをチョイス。
「ゾウさん弁当」
君たちは私をばかにするかもしれないが、私は一向に気にしていない。どうせ君たちは「すいません、ぞうさん弁当をください。」の一つも店員のお姉さんに言えない肝の小さな人間なんだ。だから悔しいんだろう?私が一人可愛い可愛いぞうさん弁当を食べているのが。変なプライドに邪魔され食べたくもないカルボナーラを啜っている君たち、ふふっ惨めだよ。
蝶々が1000羽くらい放されている空間があってこの世の楽園かと思った。死後の世界があるなら、最低でもこれぐらいは欲しい。これプラスPS5とかがあれば文句はない。
ゾウもいた。
これじゃないな
これでもない
これこれ。
パンダもいた。
フラミンゴもいた。
強烈な発光体を発見。
露出調整に成功
夢の国があった。
嘘です。
金と商標と広告にまみれた上場企業が「夢」であってたまるか。
(ちなみにサンリオの株主総会をこの城の中でやったりするらしい)
隣の「極楽湯」の方が私にとっては夢の国だ。
なんか他にもいろいろしたけど、疲れちゃったのでもう寝る。12時半だし。
明日は南米予選コロンビア代表vsウルグアイの試合が朝の5時30分からあるので、頑張って起きようと思う。日本からどうやって見られるのか知らないが、まあそれは起きてから考えればよろしい。
オヤスミナサイ。
2020年11月13日