日記#39 ゆっくりと穏やかに死んでいく 2020/08/13
なんか元気になってきた気がする。ウイルスは全然ピークアウトしないが、僕の精神衛生は先月くらいに頂点を叩き、緩やかな弧を描いて戻ってきた。
ご飯を食べようとすると発生してた謎の吐き気、あれなんだったんだろうな。今思えば普通にストレスなんちゃらとかいう病気かもしれん。
くそでかいバナナを見てると心が落ち着きますね。
今日界隈でシェアされてた良記事（柴田大輔さん）
「コロンビアはゲリラとマフィアが蔓延る危険な国。絶対行っちゃダメだよ。」という時代が確かにあった。そして、「それは昔の話。今は内戦も抗争もない安全な国だ。時代遅れな考え方はやめなよ」という時代が来た。遺産と呼ぶには大きすぎる問題を抱えたままに。
ドラさん「戦争を終わらせることは簡単ではありません。私たちは、あまりに多くの暴力、貧困、腐敗を目の当たりにしてきました。でも、コロンビアには、恐怖と悲しみの中でも、人権と平和のために闘い続ける多くの人がいます。なぜなら、私たちは故郷と隣人を愛しているからです。私たちは決して諦めません」記事より引用
すごい、と思う。僕はニュースを見るたびに、歴史を知るたびに暴力の持つ圧倒的で有無を言わさない強さに絶望する。でも絶望していられるのは、やっぱり他人事だからだろうか。どうしようか。
久しぶりに早起きしたら、仕事に行く前の鳥を窓から見つけることができました。詳しくないですが、見たところハラキイロキレイキレイカワイイドリのようです。ずっとそこにとまっていておくれ、と言おうとしたその時にはもう仕事へ出かけていました。
Netflixでかいけつゾロリの知らない話があったので見ました。勝手に完結したものだと思っていましたが、原ゆたかさん今でも新しい本を年二冊書いているようです。日本に帰れたら、図書館に直行して全巻読み直したいな。皆さんの好きなゾロリはなんですか？僕は「かいけつゾロリ あついぜ!ラーメンたいけつ」が大好きです。
今網戸に張り付いている蚊をゆっくりと穏やかに殺した。網戸に張り付く蚊ってなんで動かないんだろうな。擬態できていると思っているのか。しかし、人の手が5cmのところまで来たら諦めて動いた方がいいと思うんだが。
でも僕には蚊の気持ちがわかる。ここまで擬態にこだわったんだと。今擬態をやめて違う行動をとって殺されたら一生後悔するだろうと。
自分の過去の努力が足枷になることはよくあることだ。
僕が散歩に出ないのも同じかもしれない。出ようと思えば出られる（いきなり射殺されたりはしない）でも、これまでちゃんと外出制限を守ってきたんだ。ここでふらっと一度外へ出て感染したりしたら、めちゃくちゃ後悔するだろう。だから僕は一日中ベッドの上でじっとしている。自分の努力と我慢を水の泡にしてたまるか。そうやってゆっくりと穏やかに死んでゆく。
2020年8月13日
