臍(ほぞ)を狙え

Dame ramen y dime tonto.

日記#143 図書館ってのを考えた人にAmazonギフト券2000円分を進呈したい。 2020/11/27

ついに図書館に行ってきた。

一昨日作った保険証で図書カードを作った。図書館のウェブサイトに行けば電子書籍も借りられるようになるらしい。すごい。

 

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図書館のフリー素材

 

私たちの知る権利が、私たちの潤いある生活が守られている。

 

図書館ってものを最初に考えた人本当にすごいな。もし読者の中にいましたら教えてください。アマゾンギフト券をあげよう。

とりあえずオトモモチにお勧めされた村上春樹の本を二冊と、森博嗣のSFを二冊借りた。森博嗣を真似た文体とかがよくネットでミームになっているので、それを理解したくて借りてきた。不純な理由で申し訳ねえ。まあ大抵の読書は不純な動機から始まるものだから許して欲しい。ただし「おもろい物語読んで脳汁ドバドバ出したい!!」みたいな純すぎる動機もどうかと思うがね。私はそういう人たちよりよっぽど理性的である、と心の奥でいやーな優越感を育てながら本棚をブラウズしている。

村上春樹は本当に面白いんだけど、電車とかで気軽に読めないという欠点がある。聞いた話によると、村上春樹アンチはかなり過激で、電車で人の本を覗き込み村上作品を読んでるやつを見つけると駅のトイレに連れ込んでボッコボコにするらしい。それが怖いので最近は、電車ではめちゃめちゃ当たり障りのないビジネス本とかを読んで(読んでいるフリをして)襲撃されないように気をつけている。ビジネス新著アンチは日本の電車にはいないだろうという希望的な推測に基づいている。

あとこの前買ったウィトゲンシュタイン入門が(当然なのだが)バリバリに論理学だったので、こいつぁちょっくら気合入れて勉強せなあきまへんわ、と思い論理学入門の本を借りてきた。入門書を理解するために他の入門書を買うという地獄のサイクルに足を突っ込んでいる。大丈夫だろうか?こんなことしている間に私の寿命が来そうだ。

とにかく、数式が出てきたときにビビらないで、強い気持ちで読み進められるようになれれば良いな。

永井先生はいつも「知識はいらない。誰でも”よく考えれば”理解できる」という風なことをいうけど、いや〜〜〜どうかな〜〜〜???やっぱりある程度の知識とトレーニングがないと無理なんじゃね〜かな????

まあこれも永井先生に言わせれば私が真に問題を共有していないだけなのかもしれない。

昔の日記で借りたい借りたいと言っていたダレンシャンも借りてきた。児童にしては大きすぎ親にしては若干若すぎる私が児童書コーナーに入っていくのはかなり不審なので多少の創意工夫が必要となった。まず、人文・歴史コーナーで本を探しているフリをしながら、少し離れた児童書コーナーを本棚の隙間から見張る。人がいなくなった一瞬をついて棚までダッシュ。すでに正確な場所を把握しているダレンシャン1巻を滑るような手つきで奪取した。これならまったく怪しくない。

もちろんかいけつゾロリも読みたかったが、私が借りたせいで児童が読めず、結果的に地区全体のユーモアレベルが低下してしまう可能性を考慮した。私のような老人は今更ゾロリを読んでも面白くはなれないが、地域の未来を担う若人には浴びるように読んで欲しいと思っている。

ほらね?私はこういう理性的な判断ができる人間だ。

 

2020年11月27日