日記#59 高校テニスとかいう残酷な遊戯 2020/09/02
最近ずっと雨で心地良い。「ずっと雨であれ」という私の願いが届いたみたいだ。
・雨の音をバックに全米オープンを見ていた。
普段テニスなんて見ないけど、高校の時に3年間プレーしてたのでこの複雑怪奇な数字列の意味は一応わかる。
・「いい勝負」という意味だ。
・高校の部活、めちゃくちゃ楽しかったし変な奴ばっかりだったのでおおむね最高だったが、プレーヤーとして私はクソ雑魚であったことは言っておかなければない。
テニスの練習は本当に楽しかった。しかし試合は全く別物だ。
緊張で自分でも驚くほど下手くそになる。
そして実力が均衡しない相手と当たった時はまさに地獄を見ることになる。
高校テニスではあまり選手の住み分けが上手にされておらず、私のような半分素人のプレーヤーと、産道からトップスピンで生まれ落ちたようなトッププレーヤーが運悪くトーナメントで出会ってしまうことが多々ある。
トッププレーヤーは大会成績に応じて与えられるポイントを食べて生活しているので、地方市民大会のようなほのぼのした会場にも、でっけ〜バッグをかついで参戦し優勝とポイントをかっさらっていく。
私も高校3年間で2度ほど、産道からスプリットステップで踊り出たようなトッププレーヤーと対戦した。非常に不幸なことである。
戦績はいうまでもない。
あまりにも圧倒的すぎて、「万が一に」とか「もしかしたら」みたいなのも全くない。相手が昨日彼女にふられ、肉親を失くし、家が全焼し、四肢を粉砕骨折し、しかも会場にラケットを忘れてきて素手で戦うことになっても、それでも私は1ゲームも取れずに負けるだろう。それぐらいの実力差がある。
相手のサーブは触るだけで精一杯だし、返せたとしても相手はネットギリギリのところまでつめていて、容赦ないボレーで殺してくる。ストロークラリーなんて夢のまた夢だ。
悪いことに、彼らにはお友達がいっぱいいて、しかも家族が見にきたりするので、試合のギャラリーが自然と多くなる。
何十もの目がコートに向けられる中...
追い詰められた私が....
震える右手で繰り出す....
「必殺!!
4連続!!ダブルフォールトォォォ!!!!」
いや〜残酷なスポーツだぜ、高校テニスさんよ〜
・そんなことを思い出しながらテニスを見ていた。
私の親愛なるルームメイトを発見。暫くぶりだったな。元気にしてたか?
腹がめっちゃ白くて可愛いな。
サンコチョ feat.魚
我が家にお魚ブームが到来したようで、ここ1週間魚ばっかり食べている。肉よりも断然好きなので全く文句はない。
ずっと魚であれ。
それが私の次の願いだ。
2020年9月2日