日記#217 作られる記憶 2021/02/08
今週からは朝クラスがないから たっぷり寝るぜ〜〜と思っていたのに、生憎の降雪。結局早くに起きて雪かきに駆り出されることとなった。雪国の朝。
冬国の朝はモンゴル紅茶に限る。モンゴルなのか、アメリカなのか、スカンジナビアなのか。要素が渋滞している。
(この写真を取った後に気が変わって、同じくモンゴル土産のインスタント発酵乳を飲んだ。ヨーグルトのような酸味。牧草の香り。羊の匂い。
-20度の凍つく夜だった。見渡す限り何もない草原に まるで地球のヘソみたいな小さなゲルが 暖かい光を漏らしている。おー遠いとこから来たな。まあ飲め飲め。そういってテムさんは湯気のたつ発酵乳を金属の大きなコップに注いでくれた。その雪焼けした大きな笑顔を 私は日本に帰ってからもよく思い出し、あの羊臭いヨーグルトが ちょっぴり恋しくなったりするのだった。
そんな記憶を捏造してしまうほど、強い飲み物だった。無味無臭の牛乳に慣れた日本人の味覚にはちょっと厳しい。全部飲んだけど。)
スキーをする。滑らずに歩くやつ。
簡単に見えるがかなりの有酸素全身運動。それでいて膝や腰にあまり負担がかからないので(横移動してるだけだから)爺婆におすすめ。
爺婆の読者はすぐに始めてください。
敷かれたレールの上を行く。
天ぷら定食(小うどん付き)というメニューがあり、「ご飯かうどんのどちらかを増量できます」と書いてある。じゃあ、と思って、うどんを増やしてもらったら、小うどんが普通のうどんになって出てきた。
そうなんだ。いや、論理はわかるけど。そうなんだ。
「小」と「増量」が違いを打ち消しあって、並盛りのうどんが出てくるロジック。改めて考えると面白くないか?
ダイソーで100円で買ってきたブックスタンドが、140円分くらいの働きをしている。百均の商品って大体そんな感じだ。100円以上の価値は間違いなくあるんだけど、だからといって200円分の価値があるか、というと ない。
ない。
2021年2月8日