臍(ほぞ)を狙え

Dame ramen y dime tonto.

日記#327 自分で自分をほめたい 2021/05/29

日曜日ってのに明日は朝早いので短めに切り上げよう。

 

今日も走った。えらいね。えらい。自分で自分を褒めたい。

そういえば有森裕子以前は自分で自分を褒めることって全くなくて、みんなそのような気分になったら太ももを包丁で刺して”浮かれるな!”と自らを律していたらしい。いい時代になったもんだ。

昨日は一周15分30秒。遅いのか早いのかわからないけど、途中道端でひっくり返ったり放り投げたスマホを拾いに行ったりしてたのであまり参考にならない。

今日は快調に飛ばして14分40秒。これが基準になると思う。まだまだペース配分が分からないので走り終わった後に若干の余力を感じる。こんなことではダメだね。ゴールした後ぶっ倒れて搬送されるくらいの覚悟で走りたい。

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花咲いてる。

1000円分のクオカードを拾ったので短歌の歌集を買いました。

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水中で口笛』工藤玲音

なんか短歌の本が欲しいなあ、と思って紀伊國屋へ入り3-4冊パラパラとめくってぱっと決めた。こういうのって感覚で買いたいからサ。1800円だったけど分厚くて歌がいっぱい入ってるのでかなりお得だ。使ってる紙もすごくいい。

まだ1割も読めてないけど、いいなと思った歌。どちらも上記歌集(リンク有)より。

投げた時よく飛ぶような大きさに黙々にぎる鶏五目飯 /工藤玲音

この歌集を立ち読みした時に一番最初に読んだ歌。106ページと107ページの間にスピンが挟まっていたので、106ページの中央よりにあるこの歌が自然と目に入ってきた。

人は本をめくる時、大体スピンが挟まってるページから開けるので、そのページは表紙の次によく読まれるページになる。

スピンの挟まる位置っていつも同じなんだろうか。それとも人が適当に折り込んでいるのか..... 出版業界に疎い私には検討もつかないが、今度本屋に行ったら見てみよう。

もしいつも同じ位置にスピンが来るなら、作者はそのページにパンチラインを持ってきて、パラパラと立ち読みしてる見込み客(ポテンシャル・カスタマー)に「お」と思わせる必要があると思う。歌集なら一番自信のある歌を持ってきても良いし、小説なら話の盛り上がりの美味いところを読ませたい。

我ながらすごいアイディアだ。これで世界、獲っちゃおうかな♪

 

出版業界ではすでに死ぬほど議論されたネタのような気がしてきた。恥ずかしい。

生きるとは湯気立てること深くふかく菜箸を鍋底に突き立て  /工藤玲音

私はこういうびっくりするような歌が好きかもしれない。生きるとはから鍋底に突き立てまで、気付いたら到達してる。それでいてものすごい納得感がある。なんで納得できるのか、私は知らない。なんで?

 

2021年5月29日