臍(ほぞ)を狙え

Dame ramen y dime tonto.

日記#23 吹雪、それとアルフォートの語源 2021/02/26

はいはいはい。こんばんは。

次の授業まで1時間しかないので集中して書いていくわよ。

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それにしてもひどい雪。毎年2月の終わりにはこういう天気になるんだよね。近頃の ほのぼの陽気に「春、来てんじゃん。」と浮かれていた札幌の民に冷たい現実を突きつける。シベリア寒気団、最後の大暴れ。

構内コースのロードヒーティングも全く間に合っていない。歩いてきたんだけど、帰れんのかな。

一つ前の教習は『自主経路設定』という内容だったのだけれど、あまりの吹雪にそれどころではなく、「どうにかして教習所まで帰り着け」という授業内容に急遽変更された。めちゃめちゃな吹雪やホワイトアウトの中での運転は 北海道ならザラだろうから、教習中に経験できたのは良かった。

『ゆっくり目を凝らしていけ』という指示を受けた。

そりゃそうだろうな。

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昼からなにも食べてないので、無料の湯をもらい、自販機のアルフォートを買った。あたしゃ、お婆ちゃんなのでもうコーラとかジュースとかは飲めないんだ。湯でいい。湯が一番うまい。

血糖値が下がった脳にチョコレートを入れると、脳に物理的な衝撃がくる。

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Chocolate incoming... 

Get ready for a shock...

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『アルフォート』という商品名は15世紀のオランダ帆船、『ビショップ・アルフォート号』にちなんでいます。アルフォート号はチョコレートの材料であるカカオ豆を、原産地のガーナから欧州最大の貿易港・ロッテルダム港まで何度も運びました。オランダの子供たちはアルフォート号が長い航海から帰ってくると「Hier komt de chocoladeboot!!(ほら、チョコレート号がやってきたよ!)」といって街を練り歩いたと言われています。甘いものが大変貴重だった時代、水平線からアルフォート号が姿を表した時の人々の喜びは如何程のものだったでしょう。1778年にスペイン沖で座礁沈没するまでに なんとガーナ-オランダ間を343往復もした名帆船は、ヨーロッパのチョコレート文化の発展に大いに貢献したとして長く人々に愛されました。

ブルボンは、16世紀のオランダ人がチョコレートの到来に胸躍らした、そんな気持ちを日本の皆さんにも味わって欲しいと思い、我々のチョコ入りビスケットを『アルフォート』と名付けました。またチョコレートには、ありし日のアルフォート号が風を受けて海原を進む美しいシルエットを刻みました。アルフォート号のように、長く多くの皆さんに愛される商品となりますように。

 

こんな適当なエピソードでも、細部をもう少し詰めればブルボンに売れると思う。いつの日か、ほっそ〜いフォントでパッケージに載る日が来ますように。ブルボン社員一同の願いです。

2021/02/26