臍(ほぞ)を狙え

Dame ramen y dime tonto.

日記#350 with that authority 2021/06/21

家の中でなくしたメガネを探してもう6時間になる。大豪邸に住むとこういうことがあるから大変だな。カプセルホテルに住もう。あそこなら物の失くしようがない(カプセルホテルのシャワー室にコンタクト一式忘れてきた人)

 

そんなわけで眼球をスクリーンにぴったりくっつけながら日記を書いている。スクリーンって意外とあったかいな。ブラウン管じゃなくても熱を持つんだろうか。本体の熱が伝導してきるだけかもしれない。

 

友人宅で初めてリアルの麻雀をしてきた。麻雀牌って触ってると気持ちいい。指先で遊ぶのにちょうどいい大きさなんだよね。ちゃんと計算されてるのかもしれない。人間工学に基づいた牌の大きさ。

人間工学ってつまり人間を機械みたいに理解して、その最大の仕事を引き出そうとする学問だと理解してる。少し残酷な。

こんな完璧主義な種を生み出した神は相当いじわるだと思う。本当に私たちを愛しているなら、全員を猫ぐらいの自己評価にしてくれないか。その力を持って(with that authority)

石をパンに、人をネコチャンにかえる神、圧倒的な需要がある。

 

リアル麻雀は初めてだったけどわりと大丈夫だった。ネット麻雀とやることはあまり変わらない。違うのは自分で待ちを把握しなくちゃいけないことかな。これが難しい。同じ色の牌がたくさん手にあると混乱してなにもわからなくなる。指をかざしたら待ちが浮き出るようになったらいいのに。

そのあと近所の小学校に不法侵入してキャッチボールをした。3年ぶりくらいにボールを投げたら、投げられなくなっていた。自分でもなにが起こったのかよくわからないが、とにかく投げられなくなっていた。ボールを投げようとすると、投げたい方向以外の全ての方向へボールが飛んでいく。モノを投げる動きなんて忘れようがないだろ、と思ってたけど、どうやら忘れるものらしい。そんなこんなで全くキャッチボールにならないので早々に諦め、座ってキャッチャーをしていた。これなら投げ返すボールがカスでもあまり責められない。

キャッチボールの後は、サッカーボールを蹴ったりキックしたりパスしたりシュートしたりする遊びをした。二人ともサッカーは完全に素人なのでかなり滑稽な姿を職員室の先生に晒すことになった。ちょっと恥ずかしい。

大人になるとあまり下手なことが許されないような気がするので、新しいことをするハードルが上がる。でも、それでも私たちはぶざまにボールを追いかける。

私たちってなんにでもなれる、ポテンシャルの塊だから。

 

2021年6月21日