臍(ほぞ)を狙え

Dame ramen y dime tonto.

日記#270 『やばっ、寝てた、完全に』 2021/04/02

やばっ

寝てた。

完全に寝てたよ。

夢の中でダイソーへ行って店員に『猿のくるぶしって置いてます?』って聞いたら『君......日記書いてないよね......』と言われたので飛び起きた。

ダイソーの店員さん、そこになかったらないですね〜以外の言葉も発するんだ。

 

『Guns Germs And Steel(銃、病原菌、鉄)』というオタクなら誰しも本棚に差しておきたい本がある。

こんな風にタイトルが三単語を並べた本って、もうそれだけで価値があるから。『Anarchy, State, and Utopia』しかり『夢・出逢い・魔性』しかり。その中でも『Guns Germs And Steel』はその名前の重厚さと品位において頭ひとつ抜けている。

 

なるほど、それでその本を読んだって話だな。で、どうだったんだよ?感想を聞かせろよ、このタコ坊主!

 

慌て者の読者諸君はそう思われるだろうが、全くの見当違いだ。私は本が好きそうな雰囲気を漂わせているわりに、全然文字に耐性がないのであんな分厚い紙の束なんて読もうとも思わない。薄い本も大して読まないし、思えば文学の授業でも一度たりとも本を最後まで読んだことがない。学部(のしかもエントリー)レベルで取り扱う本なんて150%映像化されているので、文字の方は早々に諦めて映画を見ちゃう。どんなに集中力がなくても2時間経てばストーリーがわかるから映像ってすごいんだ。一方の本は自分でページをめくらない限り永遠に終わらないという重大な欠陥がある。

最初の文学の授業で確か『No country for old men』を読まされた。私は(文字量としては一般的かむしろ少ない方である)その本を全く読まずに映画だけ見て期末試験に望む、という選択をした。期末試験の内容はエンディング前の一部分について まとめと感想を書けというものだった(本は持ち込み)。この”エンディング前の一部分”というのが、実は原作と映画で内容が違っている箇所で、「映画だけ見てちゃちゃっと単位取ろ〜っと」という私のようなカスの学生を振り落とす仕組みになっている。まだ折り目のついていないまっさらなページを大慌てでめくりながら私はそのことに気がつき戦慄した。さすがプロフェッサー。学問で飯を食っているだけある。

そんなこんなでENGL101は私のGPAを地の底へ叩き落としたわけだが、そんなことはどうでもいい。

ただ、私は本を読まない人間なんだということを言いたかっただけだ。

ちなみに、No country for old man(映画)は大名作なので大おすすめです。こいつぁねぇ、最高ですよ〜。何がどう最高かはロッテン・トマトでも見てくだせぇ。原作の授業まで取っておいて私にはその良さを言葉にする力がない。
Netflixにある。

 

 

ということで、YouTubeに上がっていたドキュメンタリー(?)を見た。その硬いタイトルからガチガチの哲学本だと勘違いしていたけど、実のところサピエンス全史的な一般向け歴史解説本なのかもしれない。

ただしあまり集中して見られなかったのと途中で寝落ちして半分も覚えてないから、それも勘違いの可能性がおおいにある。

感想としては、あまり目新しいというか突拍子もないことは言っていないなあ、という感じ。人類学のイントロダクションコースで学生に見せるのにちょうど良さそうと思った。

No country for old menを見た後に、もし時間があったら見てください。

2021年4月2日