臍(ほぞ)を狙え

Dame ramen y dime tonto.

日記#35 ”コクリコ坂から”を見てコピーを考えよう 2020/08/09

 

昨日はなんの脈略もなくいきなり「”コクリコ坂から”見たよ!」というコメントをもらいましたので、僕も焦ってとりあえず見ました。

なぜあんなコメントが来たかは未だに謎です。僕が出演してると思ったのかな?ちなみに主人公風間俊のcvは僕ではなく岡田准一ですが。

 

 

岡田准一もヒロインの長澤まさみも、あのちょっと素人っぽい感じが好きですね。声優っぽくない、アニメっぽくない声はジブリ映画によくあってるなあと思う。風立ちぬの庵野秀明とかも。あれを本物の声優がやっていたら原作そのままのトキメキ少女アニメになってたのかもしれない。それはそれで見てみたいが。

絵がめちゃめちゃ綺麗で素敵です。そしてジブリは自転車がよく似合う。主人公とヒロインが二人乗りで坂を下っていくシーンなら永遠に見てられる。これで映画一本作ってくれねえかな。「坂、下りる」

 

ただまあストーリーとしてジブリ感があるかと言われると、そうでもないかな。あまり話にひねりがあるとは思えない。ただ60年代の高校生の青春を描きたいという宮崎駿の個人的な趣味なんでは??(監督は宮崎吾朗だが)
このアニメは何にも考えずに「海ちゃんカワイイ〜」「コロッケうまそ〜」「まぢエモエモ〜〜」みたいな感じで見るのが正解なのかもしれない。

 

・ジブリといえば糸井重里と鈴木敏夫のキャッチコピーが毎回話題になるが、この映画のコピーは挿入歌そのまま「上を向いて歩こう。」だった。そのほか、DVDなどのマーケティングに使われたキャッチコピーは以下の通り

 

「海、大きくなったなあ。」

サブキャラであるお父さん目線のコピー。このセリフは劇中で実際に使われるが「夢だった」というオチなので、どうかなあ?僕なら気が引けて使わない気が。

 

「ジブリの初恋」
おい!!これはどうなの???じゃあ千尋のあの気持ちはなんだよ!!え???雫のあのドキドキをどうやって説明すんだ!!あ??アシタカに「美しい...」とか言われてサンが何も感じなかったとでも????

おい!!!!!!!

 

...ごめんなさい、取り乱しました。

 

ということで僕もコピーを考えました。

かけおちる、その恋

「かけおちる、その恋」

両親の駆け落ちストーリー、学校からのエスケープ、坂を下る恋。こういう「うまいこと言ってる風」のコピーは絶対企画会議の序盤で出てるはず。そして「しゃらくせーわ」みたいな感じで一蹴されている。

ドキドキ過剰摂取

「ドキドキ☆過剰摂取♡」

漫画原作本来の味を出すならこれで間違いない。ジブリ初となる☆♡マークの使用は話題性も抜群。プロのコピーライターが何ヶ月も頭を捻り続けて出した答えが「過剰摂取♡」だったら業界に激震が走ること間違いない。ライバルのコピーライターは何がなんだがわからなくなって引退してくれるかもしれない。

いいなよその気持ち

「ココリコ?コクリコ。いいなよ、その気持ち」

「コクリコ」はひたすらに覚えづらいので、そこを逆手にとる。うろ覚えで検索された「ココリコ」もしっかり取り込む優しさがある。ただ、いったい誰目線なのかわからない謎コピーだ。お節介な停留所目線か?「コクリコ?ココリコ。告れよ、ここらで」というウザさを増量した案もある。これだと風間がめちゃくちゃオラオラ系みたいだな。

画像4

「ガリ、刷ってくかい?」

風間の顔アップとワンフレーズで女性ファンを釣り上げるマーケティング手法。実際イケメンのヒーロー目当てでジブリ作品を見る女性は多いので、割り切ってこういうのがあってもいいのでは。ただ唐突すぎるので「え??ガリ??なに、悪口??」みたいな誤解を招く可能性もある。

画像5

「胸のトキメキ高度成長。この瑞々しさオリンピック級」

やかましーわ。

 

 

 

その他ヘボ案


「気になるあのコは編集長♡」
「それは偶然の、あるはずのなかった恋」
「坂の上で見つけてよ。」
「強さ、それと温もり。」
「貴船の、安全な航行を祈っていますー。」
「その答えは、二階から。」
「恋は血縁が9割」
「知らなかったこと、見えなかったもの。」

ううっむずい。。。

 

僕の案を「はは、センスねーな」と笑ったそこのあなた!!
あなたも考えて見なさい!!むずいから!!

 

2020年8月9日