臍(ほぞ)を狙え

Dame ramen y dime tonto.

日記#32 イタリア式で淹れる本格コーヒーとあの田舎の感じ 2020/08/06


コーヒーには様々な淹れ方がありますが、今日はこちらのイタリア方式?で行きます。

こちらがそのエスプレッソマシンです。

 

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一気にパーツが三つも出てきて混乱すると思いますが、大丈夫です。落ち着いてください。

手前の容器に水を、真ん中の漏斗のようなカップにコーヒーの粉を入れます。そして一番上に出来上がったコーヒーが溜まります。

 

まずは手前の容器に液体(通常、水)を入れます。

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よく見えないですが、9分目くらいまで入れましょう。液体であればなんでも構いません。味には影響しないので。

 

次に真ん中の容器へコーヒーの粉を入れます。どんなコーヒーでも構いません。何を使っても結局「うま苦い水」なので。

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まあ常識的に考えてこれくらいの量ですよね。

それができたら、そこらへんにある適当な平面で、真上から押し付けます。

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まあ常識的に考えてこれくらいだろうな、というところまで押しましょう。

そしてそのカップを水の入った土台部分にスポッと

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こんな風に隙間なくハマるようになっています。

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そして上部も取り付け、コンロにかけます。

火力は適当で大丈夫です。味に影響はありません。

 

ご自宅の海抜高度にもよりますが、僕の住む標高1000メートル程度なら5分で沸きます。下部の水が沸騰すると、蒸気圧でお湯が上昇するんですね。

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ゴポゴポゴポゴポ

抽出中に蓋を開けてしまっていますが、味に影響はないので大丈夫です。

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あら、美しい。

そこらへんに転がってる砂糖の塊と一緒にいただきましょう。

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ウマイっ!!!!

 

古い映画ですが、沖田修一の『キツツキと雨』を観ました。

田舎が舞台のお話なんですが、その田舎っぷりが僕の故郷(僕の記憶の中の故郷)とバッチリ重なって苦しくなった。

 

森林組合がいっつも後継不足の感じとか
一車線の山道を対向車という概念を捨てて爆走する感じとか
夜に何かしようとした時にはもう終電が行った後の感じとか
年寄りが集まって酒飲むと大抵ろくなことがない感じ、とかね。

 

唯一の違いは駅に駅員がいることぐらいだろうか。僕の田舎の駅は無人になって十数年、そもそも廃線になって数年なので。

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豪雨以来、復旧の目処の立たない路線だが、赤字運行したくないJR西日本、元々電車なんて滅多に使わない地元住民、元来やる気のない役場。

三者の利益がガッチリ組み合い、金鉱でも見つからない限り復線はありえない。

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実家を離れてから「東京出身です」っていう人にたまに会うけど、基本的に全然信用してない。

東京やらに人が生まれる余裕があってたまるか。

 

2020年8月6日