え、イニエスタさん不在ですか?- バルセロナ
リヨンのバス乗り場ではイラクから来たという7人連れのグループに話しかけられ、現金をやるからパリまでのバスチケットをオンラインで買ってくれないか、と言って来た。明日の朝までにパリに行きたいんだ。そこまで行けば友達がいるから、と。
僕は「買ってあげることはできるけど、君たちはパスポートがないから多分乗車拒否されると思うで」と伝えると、そうかありがとう、お前はいいやつだな。
しばらく残念そうな顔をしていたがすぐにまた笑顔で仲間と話し始めた。まあ今日はそこらへんのベンチで寝るよ、リヨンあったかいから、とのこと。なんか精神のタフさが違うよなぁとしみじみ思った。
リヨンからは夜行バス8時間でバルセロナへ。
スペイン語を習ったことがある筆者は着いた瞬間からもう嬉しくて嬉しくて、カフェでアップルパイやらコーヒーやら注文して「わかる!わかるぞぉ!」と一人叫んでいました(実際には少し呟いた程度)
- 1日目
バルセロナ初日は、バンクーバーで去年までルームメイトだった「スペインのマタドール」アレホとその彼女で「ドイツの真珠」の名で知られ同じく去年までバンクーバーにいたアネ(いろいろややこしいが、まあ2、3回読み直して)とバルセロナの駅で合流。
わざわざ僕に会うためにバスクからはるばる来てくた。僕感動。
お昼には、スーパーで買ったでかいバゲットに3種類のハムを挟んで食べたが、これがこの旅一番で美味しかった。バンクーバーにこういう美味しいバゲットを売ってる店はないよなぁ。
自転車を借りてサグラダ・ファミリアとパーク・デ・グエルと言う教科書観光コース。
サグラダ・ファミリア、全く工事してる気配なくて、100年以上建設にかかってるのも実に納得である。この調子だとあと2、3世紀はかかりそう。
- 2日目
2日目はバンクーバーのレストランで一緒にコーヒー淹れてたライアと感動の再開。
超快適な自転車レーンを使って、ライアっちの母校、そしてFCバルセロナの本拠地カンプノウへ。筆者は常々、イニエスタbotの中の人に一度会いたいと思っていたのだが、どうやらアジアの方へ出張中だったらしい。残念。
夕食はスペイン名物のタパス。
スペインの料理ってフランスとかドイツ料理よりも日本人の口に合う感じがある。海鮮がたくさんあるのもそうだし、お酒を飲む時の肴がいっぱいあるのも日本っぽい。
隣に日本人の家族(20代後半ぐらいの息子と初老の両親)がいて、メニューと携帯見比べながら楽しそうに注文してるのを見て、我々何故かとてもほっこりした。
- 3日目(帰国)
本当はあと1ヶ月くらいは滞在したかったのだが、翌日バンクーバーで開かれるブラジリアンパーティーに参加するため急遽帰国することになった。また来るで、バルセロナ!
主菜とサイドで絶対に同じ食材使ってくるの本当になんでなんだろうか。
誰か機内食オタクの人いたら教えてください。
「今年の新ジャガはうまいぞ!是非みんなにいっぱい食べてもらいたい!」みたいな熱いシェフの情熱なんだろうか)
ちなみにバンクーバーの空港着いて、その足でブラジル料理食べに行ったら冗談抜きで無事力尽きた(冗談です)。
以上屋方の2018夏でした。